歯牙欠損(しがけっそん)
歯牙欠損とは
歯が通常の本数よりも少ない状態を、歯牙欠損といいます。
その原因は様々ですが、欠損はいろいろな弊害をもたらします。
欠損があることによって食べ物が咬みにくく、発音が不自然になります。
また、前歯に欠損がある場合は、見た目に不自然な感じを与えたりしますし、顔貌にも影響します。
外傷による欠損
交通事故や転倒などで歯に強い力が加わると、脱臼(歯が抜けること)をすることがあります。
程度によっては、歯を支えていた骨の損傷を伴うこともあります。
先天性の欠損
人類の進化の過程において、歯の数は少しずつ少なくなっています。
先人の歯と比べてみると、現在は、第3大臼歯(親知らず)、第2小臼歯、第2切歯の欠損が多く見られます。
欠損のある人は、同時に、顎の幅も狭くなる傾向があるので、隙間なく歯が並ぶことは稀で、ほとんどの場合は欠損したままの状態です。
このような場合は、20歳前後になってから顎の成長が終了するタイミングで、欠損補綴処置を行います。